お待ちdo│順番待ちシステム分析結果

順番待ちシステムブランド名

お待ちdo

提供企業

株式会社コギト

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ソーシャルソリューションからソーシャルイノベーションへ。コギトは世の中の課題を第一人称で捉えることで、ゼロベースから課題を再定義し、解決していくていく会社です。

分析・総合評価 

総合得点:53/100

6項目*5段階評価:16/30

総評

同社サイトに「携帯ショップのシェアNo1」と記載があるものの、携帯キャリア各社のショップにおける順番待ちシステムについては、EPARK及びリクルートAirシリーズのシェアが高いと見られており、同社サイトの情報信憑性は定かではない。また大手企業への導入前には必ずと行ってよいほど特許保有状況など知的財産権分野でのリスクチェックが行われることから特許を保有していない点でシェアNo.1という点は懐疑的。一方で順番待ちシステムに関しては駅構内、医療、飲食店とそれぞれの業界に特化したパッケージ展開をしておりシステムの汎用性と柔軟性は感じられる。長期利用ではなく短期やレンタル利用シーンでは選択肢として検討可能な機器。

各項目定性コメント

各6項目毎の評価分析指標(何を以て評価指標としているか)はこちらを参照

実績 

2007年にデンソー販社グループとの共同アライアンスにて「待ち楽」シリーズを販売開始。順番待ちシステム市場における歴史は古い。「お待ちdo」ブランドは2008年から販売を開始。事業展開年数としては老舗企業に分類。飲食店や自治体での市場シェアは限定的。

信頼性 

資本金は9,500万円。デンソーグループなど大手企業との提携実績もある。事例としてJR西日本グループの一部地域の駅窓口にテスト導入されていることからセキュリティ面での信頼性も一定基準で確保しているものと見られる。しかし、順番待ち領域における特許保有は確認できておらず、機能は特許を保有する大手機器との類似性が高いことから知的財産権領域でのリスクはゼロではない。

機能性

特徴的な機能は確認されていない。ワイヤレス通信で工事不要でスムーズに導入ができる。オプション機能は少なく、販促CRM領域での拡張性は乏しい。整理券を発券するだけであれば十分な機能は有しており、飲食店よりも携帯ショップなど単純な順番待ち施設であれば適応は可能と見られる。

コスト

初期費用、ランニングコストともに非公開ではあるが、無線(LTE)サービスを同時提供することで発券機導入時、移設時もLAN工事等は不要とある。初期費用とメンテナンス費用のみであり、ランニングコストなしとの記載がホームページにはある。

サポート体制

全国約2,500店舗に発券機を導入し、保守も万全の体制を敷いているとホームページには記載がある。サポートセンターでは、ユーザ様からの故障・トラブルのお問合せに対し、365日対応。また、全国に保守提携先があり、障害・トラブル発生時に、現場にて作業が必要な場合には有償無償問わず店舗に駆けつけ対応。この情報が正しいのであれば保守体制としては十分な品質を担保している。ただ全国規模のチェーン店導入事例や実際のブランド名が公開されておらず信憑性としては定かではない。