Q ticket│順番待ちシステム分析結果
順番待ちシステムブランド名
Q ticket
提供企業
株式会社バカン
分析・総合評価
総評
企画開発力が高く斬新なアイデアで次々と新しいサービスを市場に提供している。マップ機能を使ったシステムを自治体へ納入を開始するなど広がりを見せている。順番待ちシステムについては独自機能やサービスは確認できないがサイネージ連携による空席管理システムは特徴的。Qチケットシステムに実装されている機能は大手機器と重なる部分も多いことから知的財産周りでの導入前チェックは必須。
各項目定性コメント
※各6項目毎の評価分析指標(何を以て評価指標としているか)はこちらを参照
実績
2018年頃よりトイレの空室情報をセンサーを使って可視化するサービスを展開し順番待ちシステムに派生。順番待ちシステムは「Q ticket」というブランドで、タブレットで使える受付・待ち順管理サービスとして2020年頃リリース。導入施設は東京駅構内に一部確認されているが市場シェアとしては限定的。自治体との取引も一部地域で開始。
信頼性
資本金は5,000万円。NTTグループが主催するアクセラレータープログラムより大手からの出資を受ける。特許はトイレの空席管理やサイネージ関連で数件確認されているが範囲は限定的と見られる。順番待ちシステムに限定した特許は確認されていない。
機能性
発券、呼び出し、管理と基本的な機能は標準装備。発券のみをメインで使う場合であれば十分。一方で販促やCRM面での機能は充実しておらず、全国規模のチェーン店が販促や集客、CRMまでを加味して展開する場合には物足りない。会員基盤や自社メディアは保有していない。
コスト
タブレットと発券用プリンターを組み合わせて使用するタイプ。専用の機器を使用するシステムと比べて安価にご利用開始可能。ただ基本機能だけではかなり物足りず、追加機能の料金や保守サポートコストを含めて検討する必要がある。
サポート体制
サポート体制や保守については非公開。導入事例には全国規模のチェーン店はないものの地方自治体との取引も開始されていることからサポート面は最低限整備されているものと見られる。SLAとコストは要確認。