GATEウェイティングシステム│順番待ちシステム分析結果
順番待ちシステムブランド名
ウェイティングシステム
提供企業
株式会社イデア・レコード
分析・総合評価
総評
2020年以降でシステム販売を開始するなど比較的他社に比べ参入時期が新しいことからテイクアウトシステムとの連携や予約受付機能などで先行する既存大手機器数社の良い部分をバランス良く採り入れ組み合わせて提供されている点は賢い。ただし同社の独自開発機能は特に見当たらないことからユーザーにとって利便性が高い一方で先行企業が開発した技術分野との類似性が高いのは避けられない点でもある。同社の順番待ちシステム関連特許保有は2021年時点で特許庁公開データからは確認されておらず特にその時点で既に特許情報が開示されている特にリクルート、EPARKなど大手2社+α(テイクアウト領域)の先行特許文献情報に関しての事前調査と侵害判定は導入企業側としても入念に行っておくと良い。同システムに限ったことではないが、大手企業や行政機関が導入を検討する際には特に知的財産権領域の調査は実施しておくほうが無難である。
各項目定性コメント
※各6項目毎の評価分析指標(何を以て評価指標としているか)はこちらを参照
実績
本業はコールセンターの事業がメインとなり順番待ちシステムの提供は2021年からと新しく市場シェアとしてもごくわずか。事例公開も多くはない。順番待ちシステム領域に限っては国内ではほぼ普及していない様である。
信頼性
全国の拠点でコールセンター事業を行っていることから資本金としては1億7,500万円規模と大きい。一方で順番待ちシステムに関しての特許保有は確認できておらず、比較的参入年数が浅いこととから知的財産権領域での信頼性には不安が残る。大手企業が取り扱う場合は十分な調査と検討が必要。セキュリティ面においてはコールセンターサービスを大手外食チェーンにも多数提供している実績が見られることから一定レベルを担保しているものと見られる。
機能性
独自の機能はないものの標準的な順番待ちシステムの機能は備えている。テイクアウトシステムとの連携に強みがあるものと見られるがここの領域でも特許保有は確認されていない。類似サービスが業界でも多数確認されていることから他社の特許を十分に確認注意しながら比較検討する必要がある。
コスト
非公開
サポート体制
サポート内容や保守は公開されていないが、自社でコールセンター拠点を複数保有していることから一定品質のサポート体制は構築しているものと見られる。一方で保守領域のサービスレベルやコストについては事前に確認が必要。