matoca│順番待ちシステム分析結果
順番待ちシステムブランド名
matoca
提供企業
株式会社ブレイブテクノロジー
分析・総合評価
総評
LINE基盤(国内アプリインストール数)を最大限活用できる点では優位性があるが、その基盤を活用した販促やCRMという観点ではLINEの販促料金プランに依存する点は逆に弱みにもなり得る点は悩ましい。開発力を強みに徐々に導入施設数は増えているが、社員数も限られることから障害発生時の対応や保守サポート面では不安は残る。導入費用、維持費も他社に比べ安価な一方、基本機能からはみ出す部分も多くオプションも加味したランニングコストを考えておく必要はある。セキュリティ面では基盤をLINEに依存していることから自社の保守メンテナンスだけではどうにもならない部分が多く、直近で発生したLINEの個人情報問題発生など大きな波に左右される部分は検討課題。
各項目定性コメント
※各6項目毎の評価分析指標(何を以て評価指標としているか)は以下ページを参照
実績
愛知県名古屋市に本社を構える1984年創業の老舗システム開発会社。順番待ちシステムのリリースは2015年。導入施設は本社のある中部地域から支店のある北信越に限定。一時期「まいもん寿司」や「平四郎」などの回転寿司チェーンに数店舗導入された形跡がウェブ上から確認されているものの現在では既にEPARKに置き換わっている模様。最近では導入事例なども2017年以降ほぼ更新されておらず勢いとしては感じられない。
信頼性
資本金は2200万円。順番待ち大手企業からの出資を受け開発を強化。順番待ち関連特許は保有しておらず大手チェーン企業が積極的に取り扱う場合は知的財産権領域における事前のリスクチェックは必要。セキュリティに関してはLINEに依存。
機能性
LINEミニアプリとして提供。発券、呼び出しといった基本機能に加え、オプション機能も充実。LINE公式アカウントとの連携による販促や発券エリア制限、イベントなどでの一括発券機能などLINE基盤ならではの独自機能もある。逆にLINE基盤だからこそのマイナス面もあり、追加販促や連携などには通数あたりの従量課金が伴うことから導入費用だけでなく維持費とメンテナンス、サポートコストまでを加味した検討が必要となる。
コスト
初期費用1万5千円~3万円。月額2万円~10万円と幅がある。ベーシックプランは基本機能のみに限られ、日時指定順番待ち予約機能など大手機器では基本実装されている機能も追加料金が必要となる。自社の環境や用途を事前に精査しどのプランが適正か判断が必要。
サポート体制
東京・大阪の自社拠点リソースでの電話・メールサポートが中心となる。社員数が数名規模と限られることからきめ広い範囲での保守対応は基本料金内では困難となる。有料保守サービス契約の検討も必要となる。